海外旅行、団塊世代が注目の“北京線”

北京

 海外旅行では新千歳空港から海外へ向かう直行便が増えました。

 いま、新千歳から直接行ける海外はロシア、韓国、そして中国、グアムなど9都市、来月にはさらに1都市増えます。きょう、就航したのは北京と結ぶ路線です。このように、直行便が増える背景には熟年世代の海外旅行ブームがありました。

 札幌に住む大平さんです。5年前に職を退いた大平さんの趣味は海外旅行、あさってから中国へ旅立ちます。

(大平敏男さん)「(中国は)近い、安い、食べ物が日本人好み」

 団塊の世代が定年後にしたいことー、札幌商工会議所調べでは旅行が上位を占めました。

 きょう、中国と新千歳を結ぶ新しい直行便が就航しました。毎週、水曜日と土曜日に新千歳と北京の間をそれぞれ1往復します。第1便はほぼ満席となる100人あまりが利用ー。そのほとんどが熟年世代です。

(利用客)「(いままでは)瀋陽経由で北京へ行っていたが、今度は直接行けるのでうれしい」「良かった、短時間で行けて乗り換えもない

 一方、経済成長で裕福層が増えた北京周辺では、北海道の自然や気候風土の人気が高まっているということで、新たな直行便の就航で北海道と中国の間の交流が今後、拡大するとみられます。



札幌テレビ - 2007年4月18日