海外旅行予約は前年比8%増、アジアは20%増、出発日が二分化

海外旅行でエイチ・アイ・エスは4月1日現在の2007年のゴールデンウィーク期間(4月25日~5月5日)の旅行動向の見通しをまとめた。HISは需要拡大を見込み、12月中旬からパッケージツアーのチャオを発売、前年比8%増と堅調で、特にアジア方面は前年比20%増と予約が好調だ。

 昨年はゴールデンウィーク期間中の出発の約4割が4月中の予約であったことから、今年も間際の駆け込み予約を予想している。また、今年の傾向としては、4月26日から29日までに出発して遠距離を楽しむ参加者とカレンダー通りに5月3日から4連休を利用できることから、グレードの高い旅行商品のニーズが高まるり、二分化の傾向がみられるという。

 方面別ではアジアの人気が高く中でも韓国が前年比28%増、中国が30%増、香港が23%増、バリ島が50%増と好調で、需要の高い路線を中心にチャーター便を運航し、昨年に引き続き設定する中国のハイナン島では今年新たに関西、九州出発を加えた。ソウルへのチャーター便は5月の出発便で既にキャンセル待ち。そのほか、バリ、マカオへのチャーター便を設定している。海外人気予約渡航先のデスティネーションは1位がソウル(昨年:1位)、2位がホノルル(4位)、3位グアム(2位)、4位バンコク(3位)、5位台北(5位)6位バリ島(8位)、7位上海(6位)、8位香港(7位)、9位パリ(14位)、10位ニューヨーク(12位)。

 また、ビジネスクラスを利用したパッケージツアー「エクステージ」のアジアシティ方面の予約数は前年比100%増と大きく伸び、全6方面中で特に香港の人気が高いという。出発日は順に4月28日、5月3日、4月26日、29日、27日。28日出発はアメリカやヨーロッパなどの遠距離が多く、5月3日出発はアジアシティやアジアのビーチ、ハワイなどの近距離、中距離のデスティネーションが中心だ。

トラベルビジョン - 2007/4/6