海外旅行をタダで行く方法

海外旅行でクレジットカードを利用する最大のメリットは、何と言っても特典の数々。その中でも、利用者にとって一番のオトクは、利用金額に応じて付与されるポイント制度です。

 海外旅行に行こうと思えば10万円くらいは必要です。ちょっと思い切りが必要な金額ですよね。今までならボーナスや、定期預金の満期まで我慢していましたが、クレジットカードのポイント制度に出会ってから、私の消費行動に革命が訪れたのです。

 それは、現金で決済を行っているものを、出来る限りクレジットカード決済に変え、ポイントをどんどん貯めること!

 毎日の暮らしの中で発生してくるあらゆる決済の場面で、クレジットカードが活躍することになります。私の場合・・・

 新聞や雑誌の年間購読料、ガソリンスタンド、高速道路、自動車保険、車検や板金代、プロバイダー料金、スカパーの受信料、携帯料金、通勤定期、書籍購入代金、ネット通販、スーパーや日用品の買物代金、洋服代、食事代、映画館、CDやDVD、理美容院、旅行、おみやげ、ホテル代、接待、カラオケ、ジムの会費、タクシー代、花屋、デパ地下などなど

 例をあげれば枚挙に暇のないほどですが、これらの決済のすべてを、従来の現金決済からクレジットカード決済へと集中して変えて行ったのです。

 するとどうでしょう。クレジットカードの決済に変えただけで、当然のようにポイントがどんどん貯まるようになったのです。私の場合は、100円で1ポイントが貯まり、自動的に年間約2万ポイント以上が貯まりました。

 1ポイントは、商品や商品券と交換する場合には1円換算相当になるので、貯まったポイントだけで、ちょっとしたプレゼントくらいは無料で買えてしまいます。

 もし、それを航空会社のマイレージプログラムと交換する場合、1ポイントは1マイルと交換できるので、約2万マイルのマイレージを獲得できることになります。

 2万マイルあればJALの場合、ソウル(1.5万マイルで可能)、グアム、サイパン、厦門、昆明、広州、杭州、上海、瀋陽、西安、大連、青島、天津、高雄、台北、北京、香港、マニラの各都市までの往復無料の特典航空券と交換できます。これで香港の食べ歩き、ソウルのあかすりエステ、サイパンのリゾートにでも行けてしまいます。

 ちなみにエコノミークラスの大人普通運賃で航空券を普通に購入する場合には、東京-ソウル(106,400円)、東京-台北(平日152,100円、週末172,100円)、東京-香港(平日186,700円、週末206,700円)となります。たとえば、香港の週末でみると206,700円相当のチケットが2万ポイント=2万マイルで無料で手に入るわけですから、商品交換よりもマイレージ交換した方が割引還元率を考えると、206,700円÷20000ポイント=10.335円となり、1ポイントで約10円の還元率、つまり100円で10%=10円の割引を得たことと同じになります。

 つまり、現金決済では割引が無いのに対して、カード決済でポイントをマイレージに交換すれば、常に商品購入代金の10%相当の割引、またはキャッシュバックを受けていることと同じになります。

 ちなみに、1年で2万マイル貯めるためには、1ヶ月に約17万円程度のカード決済を行えば可能となる計算です。

 17万円×12=204万円となり、ポイントは2万ポイント。これをマイレージに移行すれば2万マイルとなり、アジア各都市への無料往復航空券を手に入れることが可能になるのですからすごいでしょ。思い立ったが吉日です。

 最近では、家賃をカード決済できる物件もあり、公共料金(電気、電話、ガスなど)や携帯電話料金、化粧品代、飲食代、スーパーでの買物代金などの月々の支払いをカード決済に変えれば、実現可能です。また、期間を2年で貯めるという目標にすれば、月々のカード決済は8.5万円程度あればいいわけだから、これならもっと現実的に目標達成が可能になります。

 少し賢い裏ワザは、友人との飲み会や結婚式の二次会の幹事役を引き受けること。割勘代金1万円を現金で徴収し、10人分まとめて自分のカードで決済すれば、自己負担金額は割勘分の1万円なのに、カードのポイントは10万円分=1,000ポイントとなり、簡単に1,000マイルを獲得できちゃうのです。この場合には、もちろん友人たちの了解を得ておかないとレジの前で、カードの出し合いになってしまうので要注意。

 もっと強烈な超凄腕主婦の場合、多忙なご近所さんの盆暮れどきの家族旅行や帰省のチケット購入代行を、無料で引き受け喜ばれています。自分のお金は一切使わず、ご近所さんから現金を預かり、代金を自分のカードで決済することで、マイレージを獲得。無料で年2回の海外旅行を楽しんでいるのです。これは、少し刺激が強すぎるかも・・・。

 こうしてみると、今までの現金払いが何と無意味に思えてくることでしょうか?

 私たちの毎日の暮らしの中のいろいろな場面で、カード決済ができる場所が広がってきています。カード決済でポイントをコツコツ貯めた方が、個人の家計にとってはプラスとなるのです。ここでも<攻撃は最大の防御なり>が生きてきます。世の中には、お金で買えない価値があるのです。だからこそ、買えるものはMasterCardでお願いしますね(笑)。

Fe-Mail - 2007年2月28日