海外旅行は運賃上昇や円安で割高感が

海外旅行が航空運賃の上昇や円安効果で敬遠されていまして、旅行業者の倒産が増えていることが、民間の信用調査会社の帝国データバンクの調査の結果で分かりました。

旅行業者の倒産している背景には、原油高による航空運賃の上昇や円安で海外旅行の割高感が強まっているなどの事情があります。帝国データバンクではユーロ高が続いており、ヨーロッパ旅行への割高感が特に強く、これからも旅行業者には厳しい環境が続いていくと分析しています。帝国データバンクの調査によりますと、2007年1~9月の旅行業者の倒産の件数は32件で2006年の年間の倒産件数28件を上回ってしまっています。旅行業者の倒産件数が前年を上回ったのは、新型肺炎の流行で海外旅行が敬遠された2003年以来4年ぶりのことです。